夏休みが終わる……日本語教師のリアルな授業準備の現実

「来週から授業が始まる……」

夏休みが終わり、来週から授業が始まるという時期、多くの教師が抱える感情はさまざまである。この記事では、日本語教師としてのわたしが夏休み明けに感じる思いや、授業準備の実情について赤裸々に語っていく。

夏休み1か月の恩恵と苦悩

1か月間の夏休みのおかげで、わたしは軽やかな日々を過ごすことができた。「授業は週3日がちょうどいい」と思うほど、休みがもたらす自由は格別である(本音を言えば1日でもいいくらいだ。本音を言わなければ、5日でかまわない)。そもそも、自分は学生の頃から学校に通うのが苦痛だった(これは学校が嫌いだったというわけではなく、通学が面倒くさかったのである)。それなのに、なぜか今は日本語学校で教師をしているのだから、人生というものはまったくもって不可解である(妻もわたしと結婚したことに、当時の自分自身の行動が不可解だと言っているので、不可解な行動は誰しもがすることであるとわかる)。しかし、夏休みが「1か月しかない」と文句を言う学生たちの気持ちには、深く共感している。休みに対する思いは、国籍や文化を超えて共通しているようだ。しかし、彼らはわたしに文句を言えるという特権を持っているが、一方、わたしは誰に文句を言えばいいのか分からない。学生にはわたしと同じように文句を言われる境遇に立って欲しいものである。

夏休み明けの学生たちの変化

夏休み明けの学生たちは、例年何らかの変化を遂げて教室に戻ってくるのが通例である。中でも目立つのは、髪の毛を染める学生の増加である。そのような学生を見るたびに、「今のうちに髪で遊んでおけ。いずれわたしのように毛量が減ってきて、髪の毛で遊べなくなるぞ」と教師としての助言を心に中で声高にすることにしている。いずれ、髪の毛で自由に遊べる時期は限られてくるのを彼らは知らない。

授業準備はどこまで進んだ?

現在、9月1日、日曜日の午後10時。明日から授業が始まるというのに、わたしは何ひとつ準備をしていない。この状況に「果たしてどうしたものか」と悩む余地もなく、今できる最善策は布団に潜り込むことだけです。

寝ることで奇跡的な解決策が浮かぶことを期待しつつ、わたしは眠りにつくことにした。このような怠惰を正当化する言い訳もまた、日本語教師としてのスキルの一環かもしれません。

夏休み明けに向けて日本語教師が意識すべきこと

夏休み明けの授業準備は、多くの日本語教師が直面する課題である。しかし、焦らずに学生のニーズを思い出しながら、準備を進めることが重要だ。夏休みの間にリフレッシュした心で、新たな学期をスタートしていこうではないか。

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